病を治して人を殺す 薬の恐怖

米オハイオ州立大学の研究チームは、市販の多くの鎮痛剤に含まれるアセトアミノフェンに、痛みだけでなく喜びの感情を抑える効果があるという発表がありました。  

アセトアミノフェンは風邪薬などの解熱・鎮痛剤などとして広く一般的に使用されている薬で、古くから副作用の少ない薬として利用されてきました。痛みを和らげるという効果が、感情を抑えるという副作用となって表れている可能性があります。  

人間の体の機能は様々な部分で連動しています。傷みや風邪による発熱は体の発しているSOS信号です。薬はこの痛みを和らげてくれますが、同時に体の発するSOS信号をも打ち消してしまっています。  

風邪をひいたとき、人の体は体温を上げて侵入してきた病原菌を殺そうとします。しかし、安易に解熱剤を使用することによって、体の中で起こっている免疫反応を邪魔してしまっている可能性があります。  

もちろん、極度の高熱は体に障害を起こす可能性がありますが、40度を超えるような極端な高熱でなければ安静にして体の免疫効果に頼る方が風邪を治す近道である可能性があります。  

現在薬局で調剤されている薬代は6兆円を超え、お年寄りは数えきれないほどの薬を管理するのに四苦八苦し、薬袋などを使用して薬を管理しています。

近年、死んだ人の遺体が腐り難くなっていると言われています。晩年は病院通いが仕事のようになり、大切な日課が薬を飲むという暮らしが本当に幸せなのか、薬を使用することによって体の免疫機能、そして喜びのような人として大切なものを失ってしまっているのかもしれません。

自然の伝道師

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