ハーブについて意外と知られていないこと
みなさんは雑草で美肌というと、本当にそんなことができるのかと少し疑われるかも知れません。でも、ハーブやアロマで美肌という話しをすると効果を期待し、中には高いお金を払っている人もいるのではないかと思います。それではハーブとはいったいなんなのでしょうか。
ハーブとはそもそも草を意味するラテン語で、そのへんに生えている草の総称です。また、現在ではこれらの草のうち臭いや薬効など人に利用される植物を総称してハーブと呼んでおり、特に細かな定義のあるものではありません。
植物は何気なく生えているように見えますが、紫外線や酸化、細菌、乾燥、細胞の老化など生き抜くために様々な敵と戦っています。そして、これらの敵は実は女性の肌の敵と重なる部分が多くあります。動物と植物の違いはあれど外敵から身を守る仕組みには共通した部分も多く、昔から女性はこの植物の働きに注目し、美を保つために利用してきました。
ハーブの利用は紀元前から行われていたと言われています。そして、これらのハーブの多くは雑草です。西洋の雑草であったり、東洋の雑草であることもあります。ハーブとして難しそうな名前で呼ばれるため、いかにも効果がありそうな特別な植物のような気がしますが、実は多くの植物がこのような効果を有しているのです。
身近な雑草の効果
例えば、イブニングプリムローズというハーブは美肌、美爪、高血圧の予防など種々の効果が知られています。この名前を聞くといかにも高級そうな名前ですが、実は日本各地で大発生して問題となっているメマツヨイグサという植物で、各地の荒れ地に生育しています。また、畑の強雑草で駆除に苦労しているスギナ(ツクシ)も実はハーブの一種です。スギナは風邪の治療薬として利用されるほか、肌荒れの解消などの効果もあるとされています。 このほか、ゴールデンライオンというハーブには健胃、肝機能の向上、利尿、冷え症の解消などの効果があるとされていますが、実は西洋タンポポのことでそこらじゅうに生育していて、在来のタンポポの生育を脅かしている種です。
近年では身近な野草のヨモギの美肌効果にも注目が集まっています。身近なところに様々なハーブと呼ばれる植物が生育しています。これを利用せずに高い薬やハーブを購入するのはもったいないような気がします。
あなたの身の周りの様々な植物に少し目を向けてみてください。きっとそこにはあなたの美貌を保つのに役立つ植物がたくさん生育しているのに気が付くと思います。
ただし、植物には毒草など危険な植物もありますので、利用する際には十分注意して利用してください。
自然の伝道師
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