これでいいのか女子高生

仮想空間から抜け出せ

先日女子生スマホ平均使用時間7時間という記事が発表され、私は衝撃を受けました。更に15時間以上携帯を使用する子も9.7%もいるということでした。  

女子高生なので昼間学校で6時間程度は授業を受けていることを考えると、この数字は衝撃的です。昔、私が高校生の頃に東大など優秀な大学を受験する人間が1日10時間以上勉強しているという話しを聞いて、同じ高校生だった私はどうしたらそんなに勉強できるのかと衝撃を受けましたが、今回受けた衝撃はそれ以上のものでした。  

つまり、女子高生は学校に行っている時間と睡眠以外のほとんどの時間、携帯電話を使用しているということになります。これとは、反対に部活を行っている子を除くと1週間全く運動をしない子の割合が増えているといいます。  

たしかに、携帯電話を使いだすと私のような年寄りでも、メールを送ると返事が気になったりすることがあります。女子校生のように感受性の高い年代であれば、周囲とのつながりが気になるのもしかたないことなのかもしれません。  

でも、これから社会に出て母になる可能性の高い子供たちが、1日の大半を携帯電話についやしているという現状は不気味な気がしますし、この子たちが母になった時、どんな子育てをし、社会がどのように変化してくのかということに不安を感じます。  

昔、ソ連とアメリカが互いに原爆を増やし、互いに目に見えない緊張感の中で身動きのとれないような時代が続いていました。例えは違うのかも知れませんが、今の女子校にも目に見えない緊張感の中、自分たちでもどうしたらいいのか分からず、携帯電話という仮想空間に縛られてしまっているのではないかと思います。  

どこかで、自分の心を開き信頼できる人間関係を築くことができれば、きっとこの仮想空間から抜け出すことができるはずです。そして、きっとそれは自分だけでなく、多くの人が望む空間であると私は信じています。  

一番輝いている時代を一生懸命生きて欲しい。そして、母になったときそれらの体験を生かし、子供たちへとつなげて欲しい。私は今心からそう願っています。

自然の伝道師

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