オオキンケイギク

道路際を黄色く染めるこの花、今鎮玉地区では家の庭先や道路際などでこのような光景を見ることができます。

自治会の人が美しい花の咲くこの植物を植えたのでしょうか。実はこの植物自然に増えたものなのです。この花は北アメリカ原産のオオキンケイギクという植物です。



しかしご注意。花がきれいだからといってうっかり家に持ち帰って植えたりすると大変なことになります。実はこの植物、非常に繁殖力が強く、在来の植物の生育を脅かしてしまうという理由から、外来生物法で特定外来生物に指定されている植物です。
この法律では指定された植物の栽培、運搬、譲渡などが禁止されており、違反した場合は個人の場合で懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。

花がきれいなこともあって、つい庭先などに植えたりしたくなる植物ですが、要注意。罰金300万円なんていうことになってしまいます。美しいお姉さんと花、美しいものには注意が必要です。

オオキンケイギクは繁殖力の強い性質を利用して、各地でワイルドフラワーとして種子の散布が行われてきました。安易な外来植物の種子散布が在来植物に与える影響は大きく、知らず知らずの間に在来植物の生育を脅かしてしまっています。

現在各地で行われているコスモスなどの種子散布などでも同じような問題が指摘されています。植物はその限られた生育地を巡って常に戦っています。繁殖力の強い外来植物が入り込むことによってあっという間に在来植物の生育地が失われてしまいます。安易な外来植物の種子散布には注意が必要です。

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