破滅へと向かう日本

平成25 年度の一般会計予算は92兆円で、このうち社会保障関係費は29兆円で一般会計予算の31%を占めています。このうち、国債の償還などを除いた一般歳出53 兆円に対して、社会保障費の占める割合は54.0%となっており、これに国債の償還を加えると予算全体の7割を超えます。

社会保障給付費と社会保険料収入の差額は、毎年1兆円規模で増大していると言われており、予算全体の4割超は国債などの借金に依存している状況です。現在国の借金は国債などを中心に1000兆円を超えている状況です。更に財務省では現状のままで推移すると2060年度には国の借金は8000兆円になるという試算を発表しました。

将来的な人口減少を加味すると、国民1人あたりの借金は1億円を超えることとなります。人口減少、高齢化の進行、増大する借金と社会保障費、更に再生医療などを中心とした高度医療の進化に伴い、医療費は更に増大し、社会保障費は増大の一途をたどることと思われます。

国民、政治家、行政、誰もがこの現状をある程度認識しながら、特別な対策も無いまま毎年同じような予算が組み続けられています。神風でも吹いてこの状況が変わることを待っているのでしょうか。借金漬けで首が回らず、最後は一か八かのギャンブルにでもでるつもりなのでしょうか。

経済の専門家では無い私には、本当のところどうなのかは分かりません。おやじ世代の私の代まではなんとか乗り切れるのかもしれませんが、本当にこのままでいいのでしょうか。


私にはもう後が無いように思えます。


国民一人一人がこれからの日本を真剣に考える時期にきているのでは無いでしょうか。このままでは近い将来、日本の国家予算は国債の償還と社会保障、そして現存するインフラの維持管理費で大半の国家予算が消費されるという時代がくる可能性があります。

もう先送りすることはできません。国まかせでは無く、一人一人が選挙だけでは無く、常日頃からネットなどを通して問題を提起していくことが重要なのではないかと思い、経済の専門家でも無い私がこのような書き込みをさせて頂きました。

この書き込みはあくまでもおやじのつぶやきですが、なにかの問題提起となれば幸いです。
自然の伝道師

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