中山間地は薬草の宝庫
私は最近、身近かな植物の葉っぱを乾燥させてお茶にして飲んでいます。 少し見回してみると、身近な場所に驚くほどたくさんの薬草が生えています。 最近私がはまっているのは、クロモジ茶です。クロモジは中山間地ですと、林床にごく普通に生育している植物で、若い青い枝に黒く文字を書いたような斑紋がでることからこの名があります。 枝葉にはとても気持ちの良い芳香があり、抗菌性もあることから高級な爪楊枝の原料として用いられてきました。
また、以前は山で採ったクロモジから精油を採取してヨーロッパに輸出し、高級なアロマオイルの原料として利用されていたこともあります。 この葉っぱを山で採ってきて、干しシイタケなどを作る網籠に入れて2~3日干すだけでおいしいクロモジ茶を作ることができます。
クロモジ茶の淹れ方と効果
飲む前に葉っぱを少しフライパンであぶって、お湯で5分間ほど煮出すと素晴らしい香りが湯気とともに上がってきます。 味も素晴らしく、とても自然に生えている木の葉っぱを使って作ったとは思えない味で、まさに天然のハーブティーです。クロモジにはリラックス効果のほか、血行を促進し、冷え症の改善にも役立つとされ、更に胃腸の調子を整えるなどの整腸作用もあるとされています。 また、クロモジの枝にもとても良い芳香があり、枝を束ねてお風呂に入れると天然の入浴剤として利用することができます。 さわやかな香りが1日の疲れを癒してくれます。更に、クロモジの抗菌力は肌のトラブルにも効果があるとされています。
クロモジのほかにも、ヨモギ、カキドオシ、アマチャヅル、ササ、ビワの葉など様々な植物の葉っぱでお茶を作ることができます。 これらの葉っぱをブレンドすることで、自分独自のオリジナルハーブティを作ることもできます。 無農薬でおいしく、薬効のあるお茶をただで楽しむことができるのです。
みなさんも是非お試しください。
0 件のコメント:
コメントを投稿